内々定が取り消されることはあるのか?
2017年12月15日に、楽天みん就から内々定の取り消しについての記事があった。
就活で内々定が出たけど取り消されないか不安という就活生もいるのではないでしょうか?その不安を払拭するカギは、「取り消しの理由」を知ることです。
そこで、取り消しの理由をはじめ、取り消しの可能性や事例について紹介します。
内々定と内定の違いとは?
内々定とは、「内定を出しますよ」という企業からの約束です。就活生の入社意思を確認するために、企業は郵便・メール・電話などで「内定予定通知」を行います。企業が「内々定」を出すのは、
経団連のルールで10月1日まで「内定」を出せないため「内々定」という形で人材を確保しているのです。
つまり、内々定は内定を予定しているという口約束のようなもので、法的効力はゼロということ。その理由は、内々定の段階では労働契約が成立していないからです。
一方、内定は「来年の4月1日から雇用しますよ」という企業からの約束です。内定通知は「雇用契約の承諾」になるので、労働契約が成立したことになります。
内々定が取り消されることってあるの?取り消しの理由って?
企業は人材の囲い込みを目的として内々定を出しているので、取り消しは内定者を失うことにつながります。そのため、法的効力がないとは言え、企業が内々定の取り消しを気軽に行うことはありません。
以下の取り消し理由となりうる項目をよく確認するようにしょう。
<内々定の取り消し理由となりうるもの>
・単位が取れず学校を卒業できなかった
・経歴を詐称するなどの嘘
・素行不良
・健康状態の問題
・重大な違法行為が発覚した
・内定予定通知に返信がなかった
・入社条件である資格を取得できなかった
・企業が指示した書類を提出しなかった
内々定の取り消しはあまりないけど、内々定後も気を緩めないことが大切!
とある。
内々定をいただいたからといって、素行や学業などは注意が必要になる。
いただいたメールは確認したらすぐ返信するなどの対策をとるなど、自分ルールを作るのも対策として挙げられる。