2023年６月18日、三重県志摩市で開かれていた先進７カ国（G７）交通相会合は、人口減少地域を含め、誰もが利用できる移動手段の提供が重要とする閣僚宣言を採択し、閉幕しました。

この宣言には、環境負荷の低い再生航空燃料（SAF）の利用拡大など脱炭素化や、障害者、高齢者らに配慮したバリアフリーの推進等も明記されています。また、ウクライナの交通インフラ復興に向けては、各国が協調する認識でまとまりました。日本では、乗客減が続く地方鉄道の在り方など、公共交通再編が重要課題となっています。議長の斉藤鉄夫国土交通相は記者会見で「過疎、高齢化がもっとも進んでいる日本の試みを各国が注目している」と指摘しており、会合の内容を自治体と共有し、再編に取り組むと述べています。

G７は、世界経済、地域情勢、様々な地球規模課題を始めとするその時々の国際社会における重要な課題について、各国の首脳がそれぞれ意見交換や議論を行ないます。公務員採用試験において、G７に関連するテーマが出題されることもあるかと思いますので、しっかりと内容をおさえておきましょう。

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