試験で狙われる「世界の海の5割が異常高温」
今年は世界の海が地球温暖化の影響で異常に温まっています。特定の海域の水温が平年を大きく上回る現象を「海洋熱波」と呼びます。8月現在、世界の海域の約48%が海洋熱波の状態にあると報告されました。これは、1991年以降で最も高く、2024年2月までには50%近くになると予測されています。世界の海面の平均水温は過去最高を更新しており、気象や生態系、漁業への悪影響が懸念されています。
これまでの世界の海水温の最高記録は37.6度でしたが、今年のフロリダ周辺の海水温は38.4度まで上がりました。38度というと、皆さんが入るお風呂の温度とほぼ同じくらいの温度ではないでしょうか。
こうした現状を受け、国連のグテーレス事務総長は「地球温暖化の時代は終わり、“地球沸騰化”の時代が到来した」と発言しました。公務員採用試験では、地球温暖化問題は時事問題や論作文問題のテーマになる可能性が高い分野です。また、特に2023年のエルニーニョ現象は過去最大の規模となるとも予想されていますので、必ず自分で調べておくようにしましょう。
参照記事元:https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73927850W3A820C2EA2000/