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「これって選考なの?」 リクルーター面接にご用心

2018/3/27に日本経済新聞から選考方法についての記事が出ている。

 

「直接会って話しませんか」。そんな誘いから始まる恋愛もあるだろう。だが就職活動でリクルーターから言われたときは要注意。軽い気持ちで会いに行ったら、実は本番の選考だった――。そんな事態もあり得る。たとえ6月1日の選考解禁前であっても。それがリクルーター面接、通称「リク面」だ。

「はじまりは1本の電話でした」。経団連に加盟する大手電機メーカーへの入社を4月に控えた女子学生は、昨年の就活をそう振り返った。

ゴールデンウイーク明けのことだ。エントリーしていたその企業から、「会社説明をしたい」と突然連絡がきた。
女子学生が指定されたオフィスに赴くと、呼び出された学生は彼女を含めて計4人。迎えたのは若い女性社員2人で、いずれも採用担当者ではない、いわゆるリクルーターだ。そして2対4の面談が始まった。

女子学生は促されるままに志望動機などを話したが、相手は自分とさほど変わらない年格好。しだいにリラックスして働き方などについて質問すると、丁寧な答えが返ってきて好感を抱いた。
それから1週間後。その企業から「6月1日に最終面接をします」と連絡があり、衝撃を受けた。最終面接で意思確認した後に内定をもらったが、「あれ、これでいいの?という感じだった」。

 

そもそもリク面とは、そしてリクルーターとは何だろうか。

就活事情に詳しい人材研究所(東京・港)の曽和利光さんによると、リク面は以下の3つに分類できるという。

(1)「ウチの会社はこういう感じです」という会社説明の場。
(2)学生に選考を受けるように勧める人材勧誘の場。「あなたは優秀だから是非受けてほしい」などと熱烈に口説き落とす場合もあるという。
(3)さらに3つ目が、リク面そのものが選考の場であるパターンだ。

小宮氏も、リク面は若手社員を通じて仕事の本質をかいま見る貴重なチャンスとして、「現場で体験したことなどを聞いてみるのもいい」とアドバイスしている。相手がリクルーターだからと気軽に構えていては、うっかり落とし穴にはまってしまう。リク面は就活生にとって真剣勝負の場だと心がけよう。

 

とある。
様々な選考方法がある中でこのような手法を取る企業もある。
お話したいと電話越しで伝えられたら必ず選考とは限らないが、頭の片隅にはおいておく必要があるのかもしれない。

 

記事元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2853864024032018XS5000/