原発処理水の放出時期 経産相「IAEA報告書ふまえ判断」
西村康稔経済産業相は6月30日の閣議後の記者会見で、東京電力福島第1子力発電所の処理水を放出する具体的な時期について、国際原子力機関(IAEA)が近く公表する報告書をふまえて「政府全体で確認し判断していく」と述べました。
西村氏は会見に先立ち、首相官邸で関係閣僚とともに処理水放出を巡る現状を岸田文雄首相に報告しました。首相から「政府をあげて安全性確保、風評対策の徹底、地元や国際社会への丁寧な説明や情報発信をするよう指示があった」と会見で明らかにしています。
首相はIAEAのグロッシ事務局長と7月4日に首相官邸で面会する予定となっています。原発処理水の海洋放出に関するIAEAの検証結果を総括した報告書を受け取り、放出時期を最終判断するとみられます。この報告書をもとに科学的な安全性を国内外に訴えたい考えです。
国家公務員採用試験では、来年度より試験に変更点があり、知識分野では時事問題を中心とした内容が出題されます。
普段から社会情勢等に興味を持ち、ニュースにあがった国際機構は、チェックをしておくよう心がけていきましょう。
参照記事元:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA3024Q0Q3A630C2000000/