国連のグテーレス事務総長は８月24日、南アフリカで開かれているブラジル、ロシア、
インド、中国、南アフリカ（BRICS）の拡大首脳会合に出席しました。
国連安全保障理事会や既存の金融システムが「昨日の世界を反映したもの」だとして早急な改革を促しています。

グテーレス氏は、既存の国際秩序が「アフリカ諸国の多くが植民地支配を受けていた
第二次世界大戦後につくられた」と指摘しました。
特に安保理や、国際通貨基金（IMF）、世界銀行などのブレトンウッズ機関について
「改革しなければ（世界の）分裂は避けられない」と警告しています。

BRICS首脳会議では、サウジアラビアやイランなど６か国が新たにBRICSのグループ
に正式に加入することが決まっています。
新加盟国を含めるとBRICSのGDPは世界の37％、世界人口では46％まで増える見通しとなっています。
BRICSはG７に対抗しうるものになるのか、今後のBRICS拡大の動向に目を向けておきましょう。

参照記事元：https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR24CIB0U3A820C2000000/