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“就活で学業がおろそかになる”はデタラメ

10月29日にエキサイトニュースから就職活動に関しての記事がある。

 

■就活で学業がおろそかになる根拠はない
先日もゼミでこの話題を取り上げてディスカッションをすると、「4年生の春に内定をもらうのは手遅れになる。3年生の夏から就活を始めても不安だ。
しかし、「就活のせいで、学業がおろそかになる」というのは、本当なのでしょうか?
この主張が正しいとするならば、「就活がないなら、学業がおろそかにならない」、「就活ルールがあれば、学業がおろそかにならない」ということが、立証されなければなりません。
大学側と企業側のそれぞれの立場や現状を踏まえた上での経験的なデータから言えるのは、「就活のせいで、学業がおろそかになる」というのは、<根拠のないデタラメでしかない>ということです。
学業をおろそかにしているのであれば、それは就活がある/ない、就活ルールがある/ない、に関係になく、何らかの理由でおろそかにしているだけです。
就活が理由ではありません。
■「就活」と「学業」の二項対立が間違い
「就活ルール廃止」という新卒採用の歴史的転換期を迎えた今、私たちが考えるべきことは、「就活と学業」を二項対立的に考えること自体が、最大の過ちであったという点なのです。
大学の講義はそこそこに、サークル活動やアルバイトに明け暮れていた学生の表情がガラリと変わり、学業に真剣に向き合うようになるのは、
「社会で求められる実践的な力に対して今のままではダメだ、成長しなければならない」と痛感したその日からです。
いかなる専門分野の学びも、社会に出てから必ず役立ちます。
与えられる受け身の学習ではなく、自ら深掘りしていく探求的な学びは、どこの業界や職種で働くことになっても、そこでのパフォーマンス発揮の土台にとなる基本的な構えです。
■就活と学業は相互補完的な関係
私が大学の現場から言えることは、「就活と学業は、どちらかに打ち込めば、どちらかがおろそかになる二項対立的な関係ではなくて、就活を通じて学業の大切さを痛感し、学業を深めることで働くことも考え直せる相互補完的な関係」だということです。
大学の学びを社会へとつなげるためには、「大学の勉強なんて、社会に出てから全く役に立たない」、「学生時代は、ずっと遊んでいた」、「授業なんか真面目に出ていない」という社会人の過去語りには、反省的でなければなりません。

 

とある。
就活ルール廃止に伴い、様々な意見が飛び交っているので皆さんは記事や情報の取捨選択をしてほしい。

記事元:https://www.excite.co.jp/news/article/President_26540/