就活やインターンでコートを脱ぐタイミングはいつ?
2017.11.29ゼロワンマガジンがコートのマナーについての記事を掲載した。
冬になると、就職活動の面接やインターンのシップ説明会などで、企業へ訪問する際にスーツの上にコートを着て行く学生や就活生も増えてきます。そんな中で彼・彼女らが抱える悩み…それがそのコートを脱ぐタイミングではないでしょうか。アンケートをとっても、コートを脱ぐタイミングで悩んだことがあるという人が大半。確かに明確なタイミングを教えてもらえる機会も少ないのが事実ですそんな悩める学生たちのために、今回は就活やインターンでコートを脱ぐタイミングに関して解説していきます。
コートを着たまま面接参加はNG。会社訪問前に脱ぐのがマナー
そもそも、なぜコートを着たまま面接や説明会に参加してはいけないのでしょうか?それはコートが正装着ではなく、あくまでも防寒具であるという認識から来ています。面接や説明会でスーツを着るのが、それがビジネス上での正装とされるがゆえ。
その正装が求められる現場において、防寒具でのぞむということはそのままビジネスマナー違反へとつながってしまうわけですね。
コートを脱ぐタイミングは、会社の受付に入る前
では、実際にコートを脱ぐタイミングはどこになるのでしょうか?基本的には、その会社の受付に入る前が理想とされています。ポイントは受付に「入る前」であるという点。多くの場合、企業にはそれぞれ受付があり、その奥に面接会場や説明会会場などがあります。
そのため、受付=会社の内部ではないと感じてしまいがちですが、受付があるということはそこはもうれっきとした会社の敷地内であるため、そこに入る前に脱いでおかないといけないのです。
もしあなたが企業の人事担当だったとして、自分のオフィスの受付に人が来て、そこでゴソゴソとコートを脱いでいる様を見かけたらどうでしょう?決して気持ちの良いものではないですよね。
大きなビルなど、オフィスエントランスがある場合は、ビルに入る前に脱ぐ
また会社によっては大きなビルの一角にオフィスがあり、まずはビルの受付を済ませた後に、各社のオフィス受付へ向かう。というところもあるでしょう。
その際は、そのビルに入る前に脱いでおくようにします。まだその会社の受付には入っていないからといって、コートを着たままでビルの受付に向かうのはNG。
ショッピングモールや映画館などの商業施設などとは違い、オフィスビルは基本的には関係者以外立ち入り禁止の場所です。そのビルの敷地内に入ったタイミングから、すでにあなたは訪問者であり、正しくマナーのある行動をしなければならないのです。
コートは裏返して二つ折り。入室後はカバンの上に置くのがマナー
コートを脱いだら、そのまま適当に手に持って…という状態ではいけません。基本的には裏返して二つ折りにし、カバンを持つ手とは逆の腕にかけて持ち運ぶのがスマートなやり方です。
そして入室後は、その畳んだコートを例えば空いている椅子に置いたり、自分が座る椅子の背もたれにかけたりにするのもNG。また会社の備品としてあるハンガーを勝手に使うなどももっての外です。
企業側から、ハンガーをお使いくださいと言われた場合のみ例外で、その時はしっかりとお礼をして使わせてもらいつつ、ハンガーにかけたあとはラックの端の方に寄せるようにしておくと、他の就活生の邪魔にもならず、人事担当者にも親切で丁寧な人材であることをアピールできるかもしれませんね。
面接終了後にも気をつけたい、再びコートを着るタイミング
そして緊張する面接が終わったあとも気を抜いてはいけません。今まで張り詰めていた気持ちが緩み、帰りのエレベーターなどでいそいそとコートを着てしまう就活生も多くいるのですが、オフィスに来た時と同じく、コートは受付やビルを出てから着るのがマナーです。
記事にあるとおり、コートは防寒具でしかない。
最近は私服の説明会や面接も増えてきているが、コートの扱いを知らなかった学生達はこれを機に気にして行動してみてはどうだろうか。